トール領事のお話(在札米国総領事館にて)

 同友会女性経営者部会3月例会を開催しました。 

 在札幌アメリカ総領事館の講堂にて、トール領事に

 

 お話しをしていただくという企画です。 

 

 募集定員40名のところ、たった一日で定員に達したという 

超人気の例会でした。 

 

トール領事のお話しから、「男性・女性」「上司・部下」という

 

明確な線引きをせずに、「人間と人間」としてそれぞれの強みを

 

生かして包括的なチームを構築する、そして、それぞれが、ひとりの人間としての役割を果たし、

 

チームとして足りないところを補い合いながら仕事をしていくことの重要性を学びました。  

 男性の仕事、女性の仕事、上司の仕事、部下の仕事というのは日本人的な線引きであったということ。 

 

例えば今、日本の政府は女性管理職の目標数値について3割にしましょうと、円の中に赤い色(女性)3割、

 

青い色(男性)7割に分けて線引きしているが、これを赤い色がふわっと3割程度あって、赤と青が融合して

 

紫色の部分もぼんやりとあってもいいのではないか、という発想には目からウロコでした。 

 

そして、女性たちは、自分の仕事の役割に係る不満について、「どうせ男性には理解してもらえない」

 

という考え方から「自分の果たせる役割について男性にわかってもらう努力をする」という考え方に

 

シフトしていくことが大切なのだろうと思いました。 

 

また、部下がミスをしたら上司として叱るのではなく、ミスを起こしてしまったのは、

 

上司、部下に関わらず、人と人としてのコミュニケーション不足からかもしれないと考えて

 

人間関係を大切にしようと考える。すべては自分から変えようと努力することなのですね。 

 

「男性・女性」「上司・部下」に関わらず、二人、三人、四人、、、の「人間」の力が一緒になって、

 

それぞれ補い合いながら仕事ができると、大きな力を発揮するのだということを改めて学んだひとときでした。

 

参加していただいた女性経営者の皆さまからは、感動の声がたくさん寄せられました。

 

準備の段階から多大なご協力をいただいた在札米国総領事館の皆さまに心から感謝申し上げます。