お盆に思うこと。

 お盆も終わり札幌はすっかり涼しくなりました。

お盆の間はご先祖様がこの世に戻ってくるから、

お墓の掃除をして仏壇にお供え物をして、

ご先祖様をお迎えするのだと幼いころから聞かされていました。

父を見送ってから3回目のお盆です。

ふっと思い出す光景があります。

 

町内会の盆踊り。

母はやぐらの上で民謡を歌い、

父は浴衣を着て楽しそうに踊っていた。

切なくなるほど、懐かしい。

父も母も、町内会のためによく働いていた。

人のために親身になって動いていた。

父の葬儀には、町内会からずいぶん大勢の人が参列してくれた。

徳を積んで生きてきた人だったと思う。

私は両親の徳を費やして生きているような気がしてきた昨今。

これからは、私自身がしっかりと徳を積まなければならないと思う。

徳を積むということ。

自分の人生時間を自分のためだけではなく、

人のためにつかうということ。

与えられた命を公のためにつかうということ。

 

親が子どもに残してあげたいもの。

それは、「生きざま」なのだろうか、、、と

 今年のお盆は、そんなことを考えていました。